施工後跡を濁さず
先日工務スタッフがシャカシャカとマラカスを振るかのように
ダンボールを揺らしながらなにかの準備をしているので、
なにをしているのか訪ねたら
木栓に色を付けているとのこと。
木栓はシロアリ防除施工で穴を開けて薬剤を注入たあとに、
最後にふたをするためのアイテムです。
皆さんに馴染みのある棚などで使用する木ダボとは用途で違いがあります
そしてこの木栓にわざわざ色を付けて準備をする理由は、
施工部分を極力目立たなくするためのこだまのこだわりなのです
施工の小さなこだわり
こだまのサービスの1つであるシロアリ防除施工は、
床下で木材にそのまま薬剤をかける方法と
木部の中に染み込ませる工法を併用します
床下だけではなく、シロアリが上がってきそうな
床上の部材にも薬剤処理を行なうのです。
床上は、床下と違い上から薬剤を撒くわけにはいきません。
なので、基本的には穴をあけて染み込ませる工法を用います。
ただ、床上の部材は、クロスが張ってあったりするものです。
穴を開けたら、木栓で閉じるわけですが、
その際、使用されている木材の種類などで
栓の色と既存木材の色が微妙に違ったりします。
施工のよし悪しはこの木栓で決まることはありませんが、
周りと色が違うままだと、たとえ小さな穴でも妙に目立ってしまったり
多少の使用感が演出されてしまいます。
とことん施工にこだわるこだまでは
施工後も気持ち良く過ごしていただくことをモットーに
簡単にではありますが、施工の跡にふたをするための
木栓に色を付けて施工跡を目立たせない工夫をしています
木材、クロスに合う基本色を用意
ベーシック/ブラウン/ダークブラウン/ホワイト
といった最低限の4つの色を準備しています。
4色あれば、一般的な住宅で薬剤を入れる場所のほとんどがカバーできます。
ではどんな感じに仕上がるか…ご覧ください
●濃い色の木材には、ダークブラウンの木栓を使用します。
●下の画像はホワイトがよくマッチした例です✌️
ぽっかり穴があき、目立っていたところにホワイトの木栓を入れると
こんなに目立たなくなるのですね
●そしてこちらはブラウン!これも見事です
ここまでピッタリ合うと施工しているスタッフも気持ち良さそう
大分周りと馴染んでいることがわかると思います^^
今回は木部の栓、木栓についてご紹介しましたが、
土間やお風呂など、床上のコンクリートに穴をあけ塞ぐときも同様です。
複数のセメントを使って、お住まいに合わせた色合いを調色して使用しています。
施工後セメントを詰め込んでいるようすは
こちらの記事でも、文章最後あたりで少し触れています
気持ち良く過ごすためのハウスメンテナンスを
穴自体はとても小さなものですので、
気にならないと言えば気にならないかもしれません
ただ、気になり出すとそこが目立って見えてしまうので、
やはり目立たないに越したことはないのかと思うのです。
ハウスメンテナンスは必要なこととはいえ、
住まいを手入れしたのに施工跡が目立ってしまっては、
せっかくのハウスメンテナンスも中途半端な感じが否めませんしね。
跡をできる限り残さず、施工後も変わりなく使用し続けてもらえたらと
ひと手間もふた手間もかけて準備し
皆さまのもとへお伺いしています