床高がある住宅でも油断は禁物
御浜町のお客さまより羽アリが出たと要請があり、出動してきました
そのお住まいは床高が1m近くあるという床下でした。
床高が高ければシロアリ被害は縁遠い
床高が高ければシロアリが登ってこないから、ウチは大丈夫✌️
と高を括っている人にほど、知ってもらいたい
実はシロアリにとって、高さはそれほど弊害になりません。
今回要請があった御浜町のお住まいは、
床高が1m近くあり、座れるくらいの高さでしたがなんと蟻道のオンパレード
床上の畳の部屋へ移動し、畳は一見したらとても綺麗な状態でしたが、
恐る恐る畳を上げると、案の定そこも食害や蟻道などでグシャグシャになっていました
御浜町は温暖な気候で木造家屋が多いため、シロアリ被害が比較的多い地域になります。
この地域にお住まいの方は、床高が高いからと安心せず、
こまめにお住まいの点検を行なうようにしましょう。
蟻道について詳しく知りたい人はこちらもご覧ください
これぞハウスメンテナンス界のインスタ映え!?シロアリのスーパーギドウを発見▶︎▶︎▶︎
シロアリの自由研究をされる方はこちら笑
シロアリの形態についてご紹介しています。
新たな巣を増やす準備を着々と進めている冬にシロアリ▶︎▶︎▶︎
シロアリは木の内部を食べ進む
さて、シロアリの被害は見つけづらいとはお馴染みです。
暗い、目の届かない所ほど、シロアリが好む環境が整っているからです。
目の届かない場所は人の出入りがなく換気が弱くあまり光りが差し込まず、年中暗くなります。
そこをさらに蟻道をつくりその狭く暗い場所を通って移動します。
ちょっとシロアリさんの生活を覗いてみます🔎
たくさん通行していますね。せっせと働いているようです
シロアリさんには申し訳ないですが、見つけてしまったので対処しなければいけません
そしてさらに、シロアリは木の内部の柔らかい部分が好物です。
上記の御浜町のお住まいでもあったように、
一見キレイにしっかりしたように見える場所でも捲ってみるとシロアリだらけだというのもこのためです
蟻道が続いている場所の木部の皮を、少し除去してみると中はボロボロになっています。
こんなに脆くなってしまうのですね…
下は根太から垂れ下がる蟻道ですが…
崩してみると食べ尽くされたか細い芯が少し残るのみとなっているのがよくわかりますね
気づいたときには木部がスカスカなんていうことにならない内に
早め早めに予防のメンテナンスが必要です。
その他、シロアリ被害の特徴についてご紹介している記事も合わせてご覧ください
シロアリ被害は駆除だけでなく、薬を事前に土や木部などに浸透させておくという
予防も行なうことができるのでぜひ余裕があるタイミングで利用してみてください