屋根劣化の兆候を覚えて雨漏れしない家にする
※2017年9月12日に公開した記事ですが、
必要な文言等を追記し修正して2018年7月25日に再度公開しました。
こんにちは
伊勢地区担当させていただいてます花井です
今日は伊勢で屋根(瓦)の診断に行ってきました。
害虫駆除から屋根瓦診断まで、我ながら幅広い活動です(笑)
草が生えた屋根
ヒアリングさせていただいたところ、
台風の時に雨漏れしてくると言う事だったので、
屋根に登り瓦などの確認を行いました。
(いらすとや)
すると屋根の瓦と瓦の間から草が生えている所を発見
皆さんの家の屋根は、瓦と瓦の間から
草が生えているなんてことはありませんか
草が生えていることと雨漏りがどのように繋がるのかというと…
草が生えているということは、
そこに水分がある証拠だと言えるからです
イマイチわからないという人のために少し詳しくお話していきます。
なぜ屋根に草が生えるのか
各地で診断させてもらっていると、なかには上の画像のように
草が青々と茂っている屋根に遭遇することもあります。
こういった草が生えるためには、条件として以下の3つが必要になります。
●土(在来工法の屋根は瓦を固定するために『かべ土』を使用しています)
●種(使用されている『かべ土』はもともと土なので、種は『かべ土』の中に入っています)
●水分(…)
普通に暮らしていても土に種はあるので条件は2つ揃っていますが、
これだけでは植物は育たないはずなのです。
問題は水分です。
正常な屋根瓦は乾いていて、
『かべ土』は瓦に隠れて表面に出ていないので、
少し雨が降ったくらいでは草が根付くということはありません。
屋根瓦自体の乾燥機能が悪くなったり、瓦が割れたりズレたりして
外側に『かべ土』が出てきてしまうと
雨水などの水分を溜め込んでしまうのです。
そしてもともと『かべ土』の中にあった種が芽吹いてしまい、
屋根に草が生えたとなってしまうのです
草が生えている瓦屋根は雨漏れの第一段階
今回診断のご依頼をいただいた屋根は、
下の画像のように瓦の割れやズレなどが複数ありました。
こういった瓦の不具合で外側に出てきてしまった『かべ土』が水分を溜め込み、
草が生える条件を満たしてしまっていたと思われます。
草が生えている屋根は下地に水分が侵入している可能性があるため
部屋に雨漏れはしてなくても、雨漏れの第一段階がはじまっています。
このお家はすでに雨漏れの現象があるということで、
診断後に屋根瓦の割れやズレを直す修理メンテナンスをご利用いただくことになりました。
屋根瓦の割れやズレを直すには、
瓦を一度下ろして新しい『かべ土』を入れ、再度同じ瓦で組み直していきます。
その際、割れている瓦は新しいものと交換となります
少し大きめな工事にはなりますが、
屋根は建物全体をはじめ、私たちの生活を風雨から守ってくれるための重要な部位なので
しっかりとメンテナンスしておきたいところです。
屋根の自己点検は目視が基本
屋根の自己点検は、基本は目視です。
「瓦のズレの有無」や「屋根に草が生えているかどうか」を参考に
目視点検をしてみてください🔎
もし屋根の異変に気づくことがあるなら、
詳細な診断や点検を工事店にお願いするといった流れがいいでしょう。
屋根の上は滑りやすく大変危険ですので、
くれぐれも無理はせず、
信頼できる工事店に診てもらうようにしてくださいね。
今回のように、
既に雨漏れの症状が出ているお住まいは、侵入した水分が木部を伝い
床下など見えない場所で腐食を起こしていないかを
確かめておくことにこした事はないです。
床下なども含めて全体的に点検しておくことをオススメします
屋根に植物が生えている方、屋根の修理や瓦補修について気になる方は
弊社の屋根診断が無料のため便利です。ぜひお気軽にお試しください。
診断のみの方でも喜んでお伺いさせて頂きます
屋根または瓦の細かい修理や、
葺き替えなどの大規模な外装リフォームも承ります
サービスメニューは
こちらのハウスメンテナンス一覧ページでご覧下さいね