RC造住宅のバリア“防水工事”part1
今回はRC造住宅(平ら屋根)の屋根防水施工についてご紹介します
施工順からカラー選びのコツまで職人さんたちに
根掘り葉掘り聞いてきましたので、
RC造住宅の防水工事をお考えの方は
もくじ
1.高圧洗浄とコーキング/シーリング
まずはどの工事もそうですが、しっかり洗浄し長年の汚れを落とします
汚れがついたままだと、防水膜とコンクリート面に隙間ができ、
剥離を起こす原因にもなりかねませんのでしっかりと洗います
ご覧の通り、水の通り道がすっかりキレイ
になりました
コーキング/シーリングで屋根材の面を整えます
なるべく凹凸を減らして、平らな面を作ります。
シーリング/コーキングにフォーカスしてご紹介したので
ぜひご一読ください
2.下地調整プライマー塗布作業
下地材を塗布し、固まったら再び平面を整えて仕上がりに備えます。
その後、プライマーと呼ばれる屋根材と通気シートを密着させるための
いわゆる糊の役割をする材料を塗っていきます。
このプライマーは熱で密着させるのだとか…
屋上では太陽熱がとっても強いのでそれを利用するということですね
3.そして、防水工事の重要工程へ
“通気シート”を敷いて脱気筒を設置していきます。
実はこの通気シートが防水工事ではとても重要なのです
では早速見てみましょう
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湿気は蒸発して上空に抜けていこうとするのですが、
防水層に通気性、通水性が無いので湿気が逃げられず、
防水層と建物の間で結露が発生してしまいます。。。
これが、通気シートと脱気筒を設置すると…
湿気が防水層の外へと逃げることができ、
結露発生を軽減できるようになります。
そして、万一にも防水層にクラックができてしまっても
通気シートは空気は通しても、水は通さないので
せき止めてくれるんですネ
防水は通気シート様々です
作業に戻りまして…
職人さんたちのアウンの呼吸で、
次々とシートが敷かれていきます。
ご覧ください。職人さんの腕に光る汗
今年も気温がぐんぐんあがり屋根の上ともなると体感温度がかなり高くなります
その中での作業。。。(つ´Å`)つ
シートが貼れない立ち上がりは、防水剤の層を均等にするためのメッシュを貼付けていきます。
そして前述しました脱気筒
RC造住宅は平らな屋根にみえますが、実は水はけを考えて若干の傾斜があります。
その棟の部分をめがけて脱気筒を設置
切り込みを入れて、本体にコーキング/シーリング剤を打ち固めていきます。
整えて脱気筒設置完成です。
これで防水層内部の湿気の逃げ道ができました
工程全てご紹介するつもりでしたが、
長くなってしまったので
記事を2つに分割しました
次回のpart2へ続きますGO
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