シロアリ被害の予防は侵入経路の特定にあり
丸山千枚田の近くの現場でシロアリの予防工事でした
いまはシーズンオフなのであまり人がいなかったですが、
この景色だけでもオモシロイです
なんだか蟻の巣に見えるのは…職業病だからでしょうか
予防工事と言えば…
予防工事で大切なことは、
シロアリが侵入してくるポイントを、
建物の時代背景などから判断していくということです。
こちらは玄関の施工中の写真ですが、
玄関は予防工事のポイントとなります
玄関の靴を脱ぐ場所のコンクリート下は
湿気を含んだ土が隠れて🔎いて、
シロアリが湧きやすい場所
そしてこのお家の場合、玄関ポーチの1段上がっている
コンクリートに見えるエリアは、
実はブロックで囲われていてその中には土が埋まっており、
その表面をコンクリートで覆っているというものです
シロアリは土からやって来ますので、
コンクリートに隠れている中の場所にも薬剤を注入し、
侵入経路になりうる場所をつぶしていきます
時代ごとの建物の構造を理解していないと、
予防工事にならないわけですね
○の部分に穴をあけ(数mm程度)、ブロックの内側の辺りです。
中に薬剤を流し込んだのち、コンクリートの詰め戻しを行っています
シロアリが湧きやすいポイントを建物が立てられた時代などから判断し、
土や木材がある部分をめがけて施工したら予防工事は完了です
薬剤で、これ以上は進んできちゃだめよ
とシロアリたちに教えてあげるのが予防工事です