住んでいるうちに建物の寸法が変わる!?これぞリフォーム工事
壁を取ると年季の入った部材と新しい部材が混在した枠組みが出てきました
三重県三重郡で北側にあるお風呂が寒いので、
エアコンを付けるリビング側に脱衣所を設けて少しでも温かくしたいとリフォームをご希望されています。
劣化具合もお住まいそれぞれ
小雨が降るなか作業場として車庫を解放していただけるのは、とてもありがたいですとにこやかに話す協力工事店の職人スタッフ。
「実は住まいの劣化状態というのは、住まいの使い方や地域独特の環境、築年数などを考えると1つとして同じ状態のものはないんですよ。
だから、リフォームしようとしてはじめて住まいの状態が出てきたときに、
その住まいの状態に合わせた施工方法を、現場で逐一検討して対応するのがリフォーム工事なんですよね。」
あらゆる施工方法、可能性がある状態を知っておき、
そこからお客さまのご希望と技術をすり合わせて工事を進めていくことを大切にしていると角材を切り出しながら教えてくれます。
卓上版の丸鋸(marunoko)を使い、角度をつけて天井部にはめる装飾部材を切り出しています。
対になる辺なのに、同じ長さじゃない?!
新築だと、木材の製材状態もある程度見えた上で、
建具なども決められた寸法通りで収まることがほとんどの中、リフォーム工事で建具を取付けようとすると、
四隅それぞれの寸法や対角線などをしっかり計らなければ、小さな部品すら建物に合わなくなってしまうとのこと。
そういって南側に使う予定の木材を、反対側の北側に当てて切り出した木材の長さの違いを見せてくれます。
対になる辺の装飾部材なのに、こんなに長さが違うとは驚きです。
これは施工不良ということではなく、住まいも長年使用していると使用のクセが出ます。
そのクセがお住まいごとに違うズレを引き起こすというわけです。
木材自体も呼吸していますしね。
あらゆる可能性を考えてその時の職人さんは対応していますのでご安心くださいね
こうやって違いを見せてもらえると、ズレ方もお住まいごとに全く違うということもよく分かりますね。
先ほど正確に寸法取りされ切り出された天井用の部材を貼付けるとこんな感じ!ピッタリ👏
住まいの使い方や木材の伸縮具合などといったこと、
木材を咬ませている場所があったりして、少しずつ建物の寸法が変わってくるということ。
そうなると、規定の寸法で作られている建材などがうまくはまらないことが出てくるのがリフォーム工事なのです。
事前の調査と現場での調整がひとつになるリフォーム工事
施工前に行なう現場調査精密さと施工現場での対応力がリフォーム工事店の技術です。
さらにその中で、お客さまの希望に沿える提案がどれだけできるか。
そのときの対応手順をあらかじめ聞いておくだけでも頼む工事店の判断材料になりますね!
こだまでは、こちらの記事にもあるように
現場調査も実際の施工スタッフと一緒に行なうなど、
事前に住まいの状態を可能な限り把握した上で施工に入り、
経験を積んだ職人スタッフが劣化状態を見て対応できる施工をしています。
こだまでリフォーム工事をご検討いただいている方は、
どうぞ安心して気になったことは担当スタッフにご質問くださいね
おまけ:
最近のユニットバスは、カウンターが外せて掃除ができるようになっています
なんて掃除し易い
掃除しやすさは、お風呂選びの大切な条件ですね☆