建物全体で【呼吸】をする家とは?!
工務課の生駒です。
今回は“和”について少しお話を…
今となれば「田舎の家」「古い木造」と言われる建物ですが、
古の智恵がふんだんに組み込まれた素晴らしい建物だという事を皆さんはご存知でしょうか?
最近では「古民家」と聞けば馴染みがあるのではないでしょうか。
今回はこの「古民家」の特に内装についてのお話です。
「古民家」はフスマ・ショウジ・ツチカベ・タタミなど、
今の私たちの家で言う和室と呼ばれる部屋にあるものばかりで構成されています。
実はこのフスマ・ショウジ・ツチカベ・タタミなど
このような仕上げにより全体で室内の調湿をしているのはご存知でしたか?!
紙(障子)・木(天井/柱)・土(壁)・い草(床)
それぞれの呼吸により室内の湿度をコントロールしています。
近年の家では、加湿器や除湿器などの機械を用いて空調をコントロールしますよね
おばあちゃん家などで見かける、ヤカンやナベで水を蒸発させている風景は
生活の中から自然に生まれた加湿器なんですね
このように古の生活を見つめ直すと、昔の人の智恵や知識がいかに素晴らしく面白いかよくわかります
だから今「古民家」が注目を集めているのですね納得
た だ し
ヤカンやナベで加湿している方は、
だんだん冬が近づき乾燥してきていますので、火元には十分注意してくださいね!
では引き続きこだまダイアリーをお楽しみください♪